2013年10月18日

幸せな結婚とは

結婚に対する認識は人それぞれ違うことでしょう。しかし多くの人は何らかの「幸せ」を求めて結婚するのだと思います。ここでは幸福感と結婚の関係を考えてみましょう。

「愛し合う誰かと生活を共にすること」を結婚と解釈するのであれば、同棲生活でもこと足りるわけですから結婚という手続き自体にはあまり意味がないと言えます。実際、結婚という制度そのものに必要性を感じないという理由などで、いわゆる「事実婚」というものも存在しています。

それでは結婚がもたらす幸福感とは「世間体」や「ステータス」なのでしょうか。確かにそういった側面は否めませんが、それは幸福感ではなく優越感と言うべきでしょう。そこに価値を見出す人は、然るに幸福感が歪曲していると言えるのではないでしょうか。

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人間がひとりでに生まれ出でるわけではないように、一人の人間が成長するためには多くの他人が関わっています。結婚においてもそれは同じで、両親をはじめ親族、友人など多くの人が間接的にそこに関わっているのです。結婚式や披露宴はその人たちに感謝する儀式でもあり、結婚という手続きは一種の「報告」という側面もあるのです。

自らに関わる人々に「愛する人と結ばれること」を認めてもらうこと。それは即ち幸せを共有することといえるでしょう。

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この「幸せを共有する」という意義が、結婚と幸福感を結びつけるキーワードと言えそうです。人が結婚に幸福感を感じるのは、他者の幸福感を共有できる生き物だからだと私は考えているからです。自分の愛する人が嬉しいときは自分も嬉しいし、自分の悲しみを自分の愛する人が分かち合ってくれたなら気持ちが和らぐ。これは自分と相手が結婚によって「ふたりでひとつ」になったからではないでしょうか。喜ぶのも悲しむのも、自分となった相手であり、相手となった自分であるなら、幸せや悲しみを共有できるのも当然かも知れません。

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究極的にいえば、この「ふたりでひとつの幸福感」に結婚という条件など必要ないとも言えますが、結婚自体がこの感覚をより強固に補強してくれるのもまた事実です。幸せは個々人の内側にあり、他人から与えてもらうものではないとするなら、他者とひとつになることが、相手の幸福感を自己の内側へ、そして自己の幸福感を他者の内側へと導く方法のひとつと言えるのかも知れません。

結婚するから幸せになれるのではなく、幸せなふたりだから結婚するというのが本来の姿ではないでしょうか。